お疲れ様です。
早速ですが、就職・転職活動をしている皆さんは、志望企業を選ぶ上でどんな事を大切にしていますか?
よく聞く理由としては、
『事業内容に興味がある』『会社の安定性が高い』『給与・福利厚生が手厚い』『職場の雰囲気がよい、社風に共感した』等、人それぞれで色々な基準があると思います。
今日は私の経験を踏まえて、企業を選ぶ上で一番大切だと思う事、気を付けてほしい事、選ぶために何をすればよいかを書きたいと思います。

本当はどんな仕事がしたいのか?
あたり前の事ですが、自分も含め以外とできていない人が多いのではないでしょうか?
就職は今後の人生を左右する大きな分岐点です。
まずは、自分がどんな仕事をしたいのか?
もっと言うと、自分が望む生き方を実現するためには、どんな仕事につけばいいのか?を時間をかけて、じっくり考えましょう。
これが一番ダメです。(昔の私、、さすがにこんな安直な人はいないかもですが、、)
化学メーカーで働くという事は、あくまで自分の望む生き方を実現するための手段にすぎません。
化学が得意だから、研究室の周りの友達や先輩も皆、化学メーカーに就職しているから
という理由で就職先を選んでしまうのはとても危険です。
未だに日本は終身雇用制度が根強く、一度就職すると多くの方が長年同じ企業で働きます。
化学メーカーで働く事で自分が何を成し遂げたいか、どう生きたいかという点を考えずに、そのまま就職してしまうと、遅かれ早かれ、必ず後で後悔します。
自己分析をできていないがために、就職後に大きなギャップを感じてしまうのです。
『仕事=自分が望む生き方を実現するための手段』と考えよう!
化学メーカーに就職する事がダメといっているのではありません。
考え抜いた結果、やっぱり化学メーカーじゃなきゃダメだと言える確固たる理由があればいいのです。
(私にはそれが無かったから、学生時代化学一筋だったにも関わらず、異分野の業種に就職しました。)
『化学がなぜ好きなのか』という所まで立ち返って考えれば、意外と化学メーカーにこだわらなくてもよいと思ったのです。

自分の気持ちを整理していくと、化学が好きな理由は、
研究成果が評価されるという『承認欲求』が満たされる事と、最先端の研究から触れることができたり、自分の携わった仕事から新しい発見が生まれ『知的好奇心』が満たされる事に起因していると分かりました。(意外とちっぽけだった思い)
ちょっと上記は大袈裟ですが、このように気持ちを整理し、
自分が本当に大切にしている価値観は何なのか、仕事をする上で何を大切にしたいのか考えていくと、自分が選ぶべき企業が見えてきますし、就職した後のミスマッチも減らす事ができます。
企業選びの軸を決めよう!
では、具体的に何をどうすればいいのか?
前述したように、まずは自分が大切にしている価値観や、仕事にどんな事を求めるかを洗い出しましょう!
※大学でどんな事を勉強しているか等は無視してください!自分の気持ちに正直に!が一番です。
その上で、その価値観や欲求を満たすためには、どんな業種・職種を選ぶ必要があるかを考えます。
業種・職種が調べたら、その条件を満たす企業を徹底的に調べ上げるのです。
しっかりと自己分析をし、自分が企業に求める事は何なのか明確にする。これこそが『企業選びの軸』を決めるという事であり、後悔しない企業選びのポイントだと思います。
①『価値観・欲求の洗い出し』…業務を通じて汎用性の高いスキルを身に着けられる事、身に着けたスキルを基に業務以外でも成長の機会が得られる事 (自己分析)
②『①を満たすための必要条件』…業界の規模が大きい(ニッチな市場だと転職する際に汎用性の高いスキルを身に着けられない)、自己成長に時間を割ける余裕がある=事業の安定性が高い。製品の開発スパンが長く、納期等に追われにくい
③『②を満たす事業分野』…自動車・医療・トイレタリー関連等、市場が成熟しており、安定している分野⇒業界を調べ上げ、自分の希望する条件に見合う企業を探す。(企業研究)
どうしても目先の好きな事や得意な事に執着したり、周りの仲間に流されてしまう事もあるかもしれませんが、
自分のやりたい事や、本当の気持ちに目を瞑らず、時間をかけて自己分析し、
まずは企業選びの軸を決めてみてください!
最初は大変ですが、慣れてしまえば同じルーチンの繰り返しです!!頑張りましょう!
高校時代から化学の成績だけは良かったんだよね!
大学も理工学部に入学して、有機化学系の研究室に入ったし、就職先は化学メーカー一択かな!