【21/22卒】航空・宇宙業界 日本発の宇宙ベンチャー企業10社を紹介!

溜池ジロ

インタステラテクノロジズ、スペースワンなど、近年、日本の宇宙ベンチャーが事業を加速させています。今回は注目の日本発の宇宙ベンチャー企業を紹介します!

✓こんな方に読んで欲しい!
  • 将来は航空・宇宙産業に携わりたいと考えており、どんな企業・メーカーがあるか知りたい!

当サイトでは、航空・宇宙産業に携わりたい、興味がある方に向けて、実際に宇宙産業に携わっているメーカーを調査し、紹介しています!

ロケットの開発・打ち上げサービス

海外では、SpaceXBlue OriginRocket LabVector Launchなど、主にアメリカを中心に民間企業でも新しいロケットの開発が活発ですが、実は日本でも新しいロケットの開発に挑戦している企業があります。

新しいロケットの開発で打ち上げコストが安価になれば、宇宙に人工衛星をはじめとしたモノを運びやすくなり、宇宙を利用したサービスに挑戦しやすくなりますし、私たちにとって宇宙がより身近なものになるでしょう。

インターステラテクノロジズ

インターステラテクノロジズの観測ロケット「モモ」©インターステラテクノロジズ

会社URL:インターステラテクノロジズ株式会社

インターステラテクノロジズ株式会社は、北海道大樹町に拠点を置くロケット開発企業です。

『誰もが行ける宇宙の実現』を目指して、世界一低価格で便利なロケットを作っています。

2019年5月には、観測ロケット「宇宙品質にシフト MOMO3号機」を打上げ、国内の民間企業で初めて宇宙空間に到達するという偉業を達成しました。

下記は公式Youtubeに掲載されているMOMO3号機の宇宙空間到達までのダイジェスト映像です。

いつかSpaceXのような世界的な宇宙企業になることを期待しています!(マジで)

溜池ジロ

「いつか宇宙やロケットに関する仕事がしたかった」、「日本に新たな産業をつくる手伝いがしたい」、「スタートアップで新たなことにチャレンジしたい」といったモノづくりへの熱いを叶えられる数少ない企業だと思います。

ロマンしかない!!ファンクラブもあるので入会しようか悩ましいところです。。

スペースワン

スペースワンの小型ロケットのイメージ ©スペースワン

会社URL:スペースワン

スペースワンは小型ロケットによる商業宇宙輸送サービスの提供を目的に、2018年7月にキヤノン電子IHIエアロスペース清水建設日本政策投資銀行の出資により設立された異業種協働のスタートアップ企業です。

2021年度中の事業化、2020年代半ばには年間20機の打ち上げを目指しているとの事です。

キヤノン電子の民生品の生産実績を活かした低コスト化技術、

IHIエアロスペースはイプシロンロケットはじめ、長年、固体ロケットを開発してきたロケットシステム技術、

清水建設は地上インフラに関する圧倒的な強み、

日本政策投資銀行はエクイティファイナンスに関する知見があり、各社がそれぞれ実績を持つ強みを活かした異業種連合がスペースワンの特徴です。

すでに小型ロケット打ち上げのための射場の建設地として和歌山県串本町を選定しており、実現すれば、民間企業によって建設された日本初のロケット打ち上げ射場となります。

溜池ジロ

小型人工衛星の需要は今後10年で4~5倍と言われています。現在のロケットの大半は大型ロケットですから、スペースワンのような民間企業が低コストで小型ロケットを打ち上げられるようになれば、小型衛星関連の需要に応えることができそうです!

小型ロケットの分野は海外ベンチャーとの競争が激しいですが、何とかこのビジネスチャンスをものにしてほしいところです!

PDエアロスペース

PDエアロスペース社が開発を進める機体イメージ ©PDエアロスペース

会社URL:PDエアロスペース株式会社

PDエアロスペースは、ロケットではなく、人やモノが宇宙と地球を簡単に行き来することができる未来を目指し、航空機型の再利用型宇宙輸送機を開発しています。

上記の写真のような『宇宙飛行機』の開発を行ってるベンチャー企業です。

2019年時点の報道では、2024年には6人搭乗の宇宙旅行の開始を予定しているとの事でしたが、現状の進捗は不透明です。

【J-SPARC】PDエアロスペース×JAXA~有翼サブオービタル事業~ ©JAXA
溜池ジロ

2024年って、もう宇宙旅行は目の前ですね!

私はスペースデブリの影響で事故がおこるんじゃないかとか、(最近Netflixでプラネテス観たので、その影響です)怖がりなのであまり行きたくありませんが、今の時代、宇宙旅行に行くのは決して夢ではないようです!

SPACE WALKER

©SPACE WALKER

会社URL:株式会社SPACE WALKER

SPACE WALKERは、「誰もが飛行機に乗るように自由に宇宙へ行き来する未来の実現」を目指し、サブオービタルスペースプレーンの設計・開発、運航サービスの提供を目的に2017年12月に設立されました。

現在は、アイネット、IHI、IHIエアロスペース、川崎重工業、東京理科大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など技術パートナー企業とともに、2024年に打ち上げ予定の科学実験用サブオービタルスペースプレーンの開発に取り組んでいます。

また、実証技術を応用して、各パートナーと協働し、メイドインジャパンの小型衛星打上機を2026年、そしてサブオービタル宇宙旅行機を2029年に初飛行させることを目指しています。

【J-SPARC】SPACE WALKER×JAXA~有翼サブオービタル事業~ ©JAXA
©SPACE WALKER
溜池ジロ

PDエアロスペースと同じく、宇宙飛行機の開発をしている会社ですね。

今年の夏休みは「ヨーロッパ行く?それとも宇宙行く?」という時代が本当に来るかもしれません!

衛星によるリモートセンシングサービス

人工衛星を利用すると、地上を広い範囲で観察しデータを蓄積することが可能になります。

人工衛星の特性を生かして、地上の生活をより豊かに、便利にするサービスに挑戦している企業が増えてきています。

アクセルスペース

アクセルスペースの手がける小型衛星一覧 ©アクセルスペース

会社URL:株式会社アクセルスペース

アクセルスペースは、超小型人工衛星を活用した宇宙ビジネスを展開するベンチャー企業です。

東京大学・東京工業大学で生まれた超小型衛星技術を原点に、2008年の創業以来、世界初の民間商用超小型衛星を含む5つの実用衛星開発・運用を通して性能・信頼性の向上に取り組んでいます。

多様なミッションに対応した超小型衛星を安価・短期に開発・製造し、運用までを行っています。

ユーザーが衛星を所有することなく、必要なデータだけを利用できるサービスを目指し、2022年までに50機の衛星を打ち上げ・運用予定です。

※アクセルスペースでは、数十機のGRUS衛星からなる地球観測網AxelGlobeの構築を目指しています。これにより1日1回、地球上の全陸地の約半分を撮影することが可能となります。

Axel Globeのサービスイメージ ©アクセルスペース

もっと簡単に地球を広域観測できるようにすることで、農業や林業、資源開発などの産業への貢献が期待できます。

 

スペースシフト

©SPACE SHIFT

会社URL:株式会社スペースシフト

スペースシフトでは、衛星を利用したビッグデータの取得を行っています。天候の影響を受けないレーダー衛星の情報から、24時間365日、地上での人や車の動きなどを解析しています。人や車の動きを経済と照らし合わせてみることで、新たな経済指標としての衛星情報利用を促進しています。

衛星データを利用した情報分析ビジネスの事例として、SqueeSARによるリスク分析が挙げられます。

地盤の沈下や、橋梁・ビルの変位を事前に検知するなどインフラ設備のリスク情報読み取ることができます。

©スペースシフト

ウミトロン

©ウミトロン

会社URL:ウミトロン株式会社

2016年創業。衛星のデータを活用した水産養殖支援サービスを行っています。魚の群行動を解析し、最適な給餌の量とタイミングを設計することで、高騰する水産養殖業コストの削減を図っています。

以下は、ウェブ上で海洋環境データを可視化するUMITRON PULSEの紹介動画です。衛星リモートセンシング技術を活用し、世界中のさまざまなエリアの海洋データ(海水温、塩分、溶存酸素、クロロフィル濃度)を高解像度で日次確認できるようになります。

魚介類や海藻類の養殖事業者とって海の状態を知ることは非常に重要で、給餌や採苗、出荷の時期などに大きな影響を与えるとの事で、高解像度の海洋データを取得できることで、生育に適した状態の把握や有害なプランクトン繁殖などのリスクなどを回避できるそうです。

UMITRON CELLは、スマートフォン・クラウドを活用した生簀の遠隔餌やり管理が可能な水産養殖向けスマート自動給餌機です。(宇宙とは関係ありませんが、おもしろい製品です!)

溜池ジロ

人工衛星に蓄積されたビッグデータ×水産養殖業のコラボ!おもしろいですね!

実は、UMITRON CELLの紹介動画、何か見覚えある風景だと思ったら、私の地元でした(笑)

ビジョンテック

会社URL:株式会社ビジョンテック

ビジョンテックでは、衛星リモートセンシングデータの解析を行っています。

農業向けには、高品質なコメの安定的な生産のため、衛星データを使って稲の生育状況を把握するサービス「AgriLook」を提供しています。

ビジョンテックが開発する水稲圃場農業情報提供システム AgriLook © ビジョンテック

スペースデブリ(宇宙ゴミ)の観測・回収サービス

宇宙ビジネスが盛んになればなるほど、スペースデブリ(宇宙ゴミ)と呼ばれる使われなくなった衛星やロケットの残骸が宇宙空間を漂い、宇宙がゴミだらけになってしまいます。

今現在、すでに宇宙がゴミだらけで宇宙船を飛ばせない段階ではありませんが、今後さらにデブリが増えていくと、低軌道に留まる宇宙ステーションなどが最も危険になります。

アストロスケール

会社URL:株式会社アストロスケール

アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、次世代へ持続可能な軌道を継承する為、スペースデブリ(宇宙ごみ)除去サービスの開発に取り組む世界初の民間企業です。

2013年の創業以来、軌道上で増加し続けるデブリの低減・除去策として、今後打ち上がる人工衛星が寿命を迎えたり恒久故障の際に除去を行うEOLサービスや、既存デブリを除去する為のADRサービス、延命措置や宇宙空間上での宇宙状況把握(SSA)、軌道上サービスの実現を目指し技術開発を進めています。

本社・R&D 拠点の日本をはじめ、シンガポール、英国、米国、イスラエルとグローバルに事業を展開しています。初のデブリ除去実証実験「ELSA-d」の打上げは2020年度を予定しています。

ELSA-dのイメージ動画、3段階で模擬デブリの捕獲実験を実施予定 ©アストロスケール
デブリ回収イメージ ©アストロスケール

溜池ジロ

衛星ビジネスの活況で、今後10年で打ち上げられる人工衛星は数万にのぼるとの予想もあります。

デブリの対策やルールづくり等を進めないと衛星ビジネスの根幹が脅かされる恐れがあります。喫緊の課題ではありますが、デブリの除去技術は将来確実に必要になるでしょう。

一度でいいから『デブリ屋』を名乗ってみたい(アニメの見過ぎ)

衛星を運用するためのサービス

ロケットが安価になり、衛星を使ったサービスが広がれば、衛星の運用環境を整備する必要が出てきます。宇宙開発をより活発にするため、環境整備を行うことも、立派なビジネスになります。

インフォステラ

会社URL:株式会社インフォステラ

衛星と地上の通信を実現するインフラ提供を目指したアンテナシェアリングサービスを提供しています。

衛星と通信するためのアンテナを自社で持つことなく衛星を利用することができるので、衛星システム導入時のハードルを下げることができます。こういったサービスが広く受け入れられれば、民間企業が宇宙産業に参入する障壁が下がり、市場の拡大への貢献も期待されます。

総務省によるICTイノベーション創出チャレンジプログラム(I-Challenge!)にも採択されています。

アンテナシェアリングのイメージ ©インフォステラ

まとめと宇宙ビジネスの今後の展望

製造業中心だった日本国内の宇宙ビジネスでしたが、商社やデータプラットフォームなどの参入により宇宙利用の拡大を目指す動きが強まってきています。

人工知能やデータ解析技術などにより変化の時を迎えている今、その先を見据えたサービスを提供することが、宇宙ビジネス成功の鍵になるでしょう!

溜池ジロ

今回紹介しきれなかった宇宙ベンチャーも、随時更新して行きたいと思います!

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